必要な道具 ハサミ編
まずはハサミについてです。
たかがハサミ、されどハサミです笑。
ハサミって結構いろんな種類があります。
①事務用で使うようなハサミ
②アクアリウムで使うような長めのハサミ
③園芸用で使う持ち手の大きなハサミ
上記3点が思い浮かびます。
①事務用で使うようなハサミ
紙を切ったりするハサミで100円均一でも売っています。
私は手が少し大きいので、これでコケの仮根を切っていると指の皮がめくれてケガをしてしまいます。
上記の理由でおススメではありません。
②アクアリウムで使うような長めのハサミ
植えた後ある程度育つとコケが伸びすぎたり、茶色くなったコケを切るのは便利です。
しかし、画像を見てもらえればわかる通り、持ち手が小さくて指を痛めてしまうので一番おススメとは言えないです。
しかし、メンテナンスでガラス容器内の植物や枯れたコケを切るのには必須だと思います。
③園芸用で使う持ち手の大きなハサミ
これが一番おススメです。購入したコケは仮根を切ることによって虫や泥を除去することによりあらゆるリスクを減らすことができます。
仮根は結構固い場合もあるのでしっかりと握れる持ち手の大きいハサミは一本あればすごい便利です。
③園芸用で使う持ち手の大きなハサミ
と
②アクアリウムで使うような長めのハサミ
の二本持っておけばコケテラリウムでは完璧だと思います。
次回は霧吹きについて書いていこうと思います。
フタのある容器におススメのコケ
フタのあるガラス容器にお店でよく売っているおススメのコケは
①コツボゴケ
②ヒノキゴケ
③カモジゴケ
④シッポゴケ
⑤ムチゴケ
⑥ホウオウゴケ
⑦オオカサゴケ
⑧コウヤノマンネングサ
⑨タマゴケ
以上9点です。
トラノオゴケとかもありますが、容器内では蒸れやすくうまく育たないことが多いです。
①コツボゴケ
植える前に泥をしっかりとっておくとかなり簡単だと思います。
葉が小さく霧吹きするときらきら光り綺麗です。
②ヒノキゴケ
乾くとクシャっと丸まってしまい、そこから状態が悪くなりやすいので湿った状態をキープすれば悪くなりにくいです。
③カモジゴケ
シッポゴケの小さいものをカモジゴケというお店もあります笑。
ボリュームもあるので後方のレイアウトに向きます。
④シッポゴケ
カモジゴケの大きいものをシッポゴケという店もあります笑。
リスのしっぽみたいにふわっとしているのが特徴です。
⑤ムチゴケ
すごく育てやすいコケですがほかのコケに侵食してくるとちょっと厄介です笑。
⑥ホウオウゴケ
アクアリウム界隈ではウォーターフェザーという名前で出回っています。
少し割高で販売されているのが難点です。
かなりゆっくり成長します。
⑦カサゴケ
一輪の花のようなコケです。
購入したものは比較的ダメになりやすいですが、ダメになった物から新芽が出てくると環境に合うので簡単に育ちます。
絶対に乾燥させてはダメです。
⑧コウヤノマンネングサ
売っているところが少なく、高価な部類のコケです。
ヤシの木のように一本で景色ができるぐらい迫力があります。
⑨タマゴケ
みんな大好きタマゴケです。
冬から春にかけてめちゃくちゃ綺麗に育ちます。
蒴がまん丸でかわいいです。
フタあり容器は注意点があります。
湿度が保ちやすい為、しめっぱなしにしがちです。
たまに換気をしてあげないとひょろひょろに育ちます。
常時少しの隙間をあけてあげるか、一日に数十分換気をしていかないと綺麗な状態は保てません。
次回は道具について説明していきます。
フタの無いガラス容器におススメのコケ
フタの無いガラス容器にお店でよく売っているおススメのコケは
①ホソバオキナゴケ(ヤマゴケ)
②ハイゴケ
③コスギゴケ
④シノブゴケ
以上4点です。
スナゴケやホソウリゴケを勧めてくるショップもありますが、容器内で育てるのはめちゃくちゃ難しいと思います。
①ホソバオキナゴケ(ヤマゴケ)
これが一番育てやすいのでお勧めです。
フタ有容器でも一番お勧めできるコケです。
見た目も綺麗で育てやすく難易度もかなり低い。
正直、これだけでもいいと思います笑。
②ハイゴケ
このコケは蒸れるとカビが発生しやすいので、フタ無し容器でしか育てられないと思います。
光を強く当てると黄緑色になり、光を弱く当てると深い緑色に育ちます。
高さも出てくるので、後ろの方で使ったりされる事が多いです。
③コスギゴケ
蒸れたり、購入時にしっかりと泥を取ってあげないとすぐカビが生えるので要注意です。
しかし、一本一本が非常にボリュームがあり、特徴的なコケでかわいいです。
④シノブゴケ
乾燥しているところだけでなく水辺周辺にもあるコケなので、よく販売はされているコケです。
しかし、結構育成は難しいです。
環境があってくれば育ちやすいのですが、育成初めはひょろっとして育ってしまいます。
今回紹介したコケの中で一番難しいかもしれません。
ガラス容器の真ん中に大きめの石や流木を設置し、周りにホソバオキナゴケを敷き詰めていくだけであら不思議。
めちゃくちゃ綺麗なコケテラリウムが仕上がっちゃいますのでご参考までにしていただければと思います。
次回はフタ無し容器でのおススメを書こうと思います。
コケのテラリウム 作り方 ~必要な道具~
コケのテラリウム(略してコケテラリウムやコケリウムという。以後コケテラリウムと書きます。)を作成する時用意する物は下記の8点です。
①ガラス容器
②土
③コケ
④石や流木
⑤ピンセット
⑥霧吹き
⑦ハサミ
⑧LED照明
詳しく説明していきます
①ガラス容器
透明度が高くゆがみや歪みが無い物がおすすめです。
ただし、ガラス容器は多少の黒点や歪みはあるので妥協も必要です笑。
②土
栄養の入ってる物が販売されていますが、藻の発生等があるので、わざわざ栄養の入っている物を選ぶ必要は無いと思っています。
コケの色が映えるので黒土焼土がおすすめです。
③コケ
ガラス容器にフタが有るか無いかでお勧めできるコケが変わる為、コケについては後日別記事で記載させていただきます。
④石や流木
石や流木はコケテラリウムでは素晴らしいワンポイントになるので必要です。
ただし、流木はガラス容器にフタが有るものに使用すると高確率でカビが生える為、フタ無しならお勧めです。
⑤ピンセット
短い物よりもある程度長さがある方がいいと思います。
ピンセットで一番重要なのは先端が細いかどうかです。
コケや植物を差し込むとき先端が細くないと扱いづらいので、値段が少し高くても細いものを選ぶのがポイントです。
⑥霧吹き
コケは葉っぱから水分を吸収するので霧吹きで水やりをします。
100均で売っている物でもいいと思いますが、できれば細かい霧が出る物がお勧めです。
⑦ハサミ
一般的な事務作業で使うハサミでいいですが、強いて言うなら持ち手が大きい園芸用のハサミを使うと手が痛くなりにくいです。
⑧LED照明
直射日光を当ててしまうと葉が焼けてしまいますので、光合成をさせるにはLED照明がお勧めです。
以上、必要な道具をご紹介しました。
次回はコケの種類や使いやすいコケ等を紹介していこうと思いますのでお楽しみに~